2024.02.28

お受験で失敗しないために

投稿日時:2024.02.28
最終更新日時:2024.04.05
小学校受験人気は加速する一方です。受験させるなら失敗したくない、と思うのは誰しもが抱くことですが、失敗しないためにはどうしたらいいのでしょうか。 この記事では、受験に臨むに当たって大切なこと、合格のために押さえておきたいポイント、万が一不合格だった場合の対応についてご紹介します。 小学校受験を考えているご家庭の方は、ぜひご参考ください。

お受験で大切なこと

小学校受験は、子どもが幼い分、保護者の関わる部分も多く、「親の受験」などとも言われます。小学校受験で大事なことは、家族の向いている方向が同じこと、家庭教育がきちんとなされていること、子ども自身や家庭の教育方針に合った学校を選ぶことです。 幼児教室に通わせるご家庭が大半ですが、あくまでも小学校受験の中心は家庭です。両親の片方は受験に賛成だけど片方は反対であるとか、幼児教室に丸投げされるとかいった状況では合格は遠ざかります。また、小学校受験は中学受験や高校受験と異なり、校風と家庭の教育方針が合っているか、お子さんがその学校でよく成長していけるかもよく見られます。

合格のために押さえておきたいポイント

合否の要がわかりづらいと言われる小学校受験ですが、事前に対策しておける部分も少なくありません。また、付け焼き刃では対応できないものも多いです。以下、3つのポイントをご紹介します。

筆記テストをクリアする

筆記テストだけが合否を決めるわけではありませんが、特に人気校の場合、筆記テストである程度の順位づけをするということはあります。 筆記テストには以下のものが出題されます。
  • 常識…季節ごとの行事や草花などから仲間外れを探す、電車のマナーなど
  • 数量…数を数える、足す、引く、量の比較
  • 図形…同じ図形を探す、重ねたり回転させたりした図形を探す
  • 言語…しりとりや「3文字の名前の物は?」などの質問を通じて動物や植物の名称がしっかり身についているかを見る
幼児教室でも対策してくださいますが、家庭でも自然と触れ合える場所に連れて行く、「これ」ではなく物の名前を言わせるなど、意識して対策していきましょう。

子供の言動・振る舞いを監督しておく

小学校受験では、お子さんの言動や立ち振る舞いも見られています。お子さんの言動や立ち振る舞いを元に、ご家庭で何を大事なことと考え、どのようなしつけをしているかを推察しているからです。 グループ活動などの試験の時間はもちろん、筆記テストなど一見関係なさそうな試験の受験中、教室移動や待ち時間での過ごし方の様子なども見られていると思ってください。走ったり列を乱したり、他の子と必要のないおしゃべりをしていたりといったマイナスな行動がないのはもちろんのこと、きちんと挨拶をできる、周りの子を気にかけることができる、姿勢がきちんとしているなどの面も見られています。 これらのものは一朝一夕に身につくものではありません。なるべく早いうちから、根気強く教えていきましょう。

保護者自身の立ち居振る舞い・言動にも注意する

先に、「きちんと挨拶をできる、周りの子を気にかけることができる、姿勢がきちんとしているなどの面も見られています。」と述べました。実は、これらのことは、保護者の方々にも注意して欲しい項目です。 子どもたちは、驚くほど親の立ち振る舞いをよく見ています。挨拶をしない親の子どもは挨拶をしません。何かしてもらってもお礼を言わない親の子どもは、何をしてもらっても知らん顔です。 子どもに指導するには、まず自分自身からです。「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」という大日本帝国の海軍軍人、山本五十六の有名な言葉があります。「まずは自分自身がやって見せて、しっかりと説明をして理解させ、その後実践させる。そしてその行為を褒めなければ、人を動かすことなどできないのだ。」という意味です。この言葉は今や多くの経営者や指導者が座右の銘とすることで知られていますが、家庭教育にも同じことが言えるのではないでしょうか。 まずは親自身が挨拶をきちんとしましょう。周囲を気にかけ、自分さえよければいいという気持ちを捨て、困っている人がいれば声をかけましょう。姿勢よく過ごしましょう。そういった親の姿を見ていれば、子どもも自然とよい立ち振る舞いの素地を身につけるものです。

お受験に失敗したら?

親子で頑張ってきても、不合格ということもあります。もし、お受験に失敗してしまったら、どうしたらいいでしょうか。

子供のケアを最優先に行う

まず、最優先にすべきはお子さまのケアです。不合格は、人生で最初に経験する大きな挫折とも言われます。「頑張ったのに、ダメだった」とがっかりする子もいますし、中には「パパママの期待に応えられなかった」と自分を責める子どももいます。 ここで「自分はダメな子なんだ」「どうせ頑張ったってダメなんだ」とトラウマやコンプレックスを植え付けてしまうと、その後の小学校生活、ひいては先々の受験にまで悪影響を与えます。不合格=子ども自身の否定ではないことや、入試は不合格でも大事な子どもであることを伝えてあげましょう。

子供に合った進路を一緒に模索する

「塞翁が馬」という言葉があります。「人生、何がいいこととなり、何が悪いこととなるかはわからない」という意味です。お子さんの不合格も、もしかしたらもっとお子さんに合った環境との出会いに繋がっているのかもしれません。 万が一不合格になったらどうするかは事前に考えておきましょう。まだ受験できる学校に挑戦するのか、公立校に進み中学受験、高校受験でリベンジするのか、幼児教室の先生ともよく相談し、家庭で話し合っておきましょう。受験する前から不合格のことを考えるなんて、と思うかもしれませんが、何が起こるかわからないのが受験です。特に小学校受験は、出来がよくても不合格になるケースも多く、「ご縁がなかった」「相性が悪かった」としか考えられないことも多いのです。 不合格だった時の選択肢もさまざまです。一番大事なのは、親子ともに納得して前向きな姿勢で小学校入学を迎えられることではないでしょうか。 参考記事:小学校受験の向き不向き|進路の決め方を紹介

お受験に失敗したときのNG言動

小学校受験に失敗した時、保護者の方もショックを受けがちです。しかし、以下のような行動はお子さんに更なるショックを与え、自尊心を損なうことになりますので、避けてください。
  • 不合格を理由に子どもを叱る
  • 合格した同級生と比較し、「できない子だ」「ダメな子だ」と評価する
  • 子どもの前で取り乱したり、泣き崩れたりする
  • わざわざ不合格通知を子どもの前に突きつける
どうしても我慢できない時は配偶者や祖父母に預ける、園の延長保育を利用するなどして、一人で気持ちを整理する時間を取りましょう。トイレに5分こもるだけでも大分気持ちがスッキリしますよ。

お受験を巡る時代の変遷

小学校受験に失敗すると、「負け組なのではないか」と考える保護者もいます。 しかし、お受験を取り巻く環境も、考え方も、一昔前とは大分変わってきています。ただ一つの王道ルートに乗せることよりも、その子に合った校風の学校でいいところを伸ばす教育を受けさせたいと考える保護者が増えました。 望まなかった学校に進んでも、中学受験、高校受験、大学受験と挽回できるチャンスはいくらでもあります。また、不本意進学だったけれど、そこで大活躍し自信を持って次の進路に向かうことができたという事例もあります。 学校名だけにとらわれず、お子さんのよりよい未来を切り拓くにはどうしたらいいかを考えましょう。

完全個別指導でその子に合った指導を

AiQ(アイキュー)は、未来の「理系人材」を育成するためのスクールです。 幼稚園や小学校受験に備えるキッズコース、名門幼小中高一貫校コースなど、将来の進路に合わせたコース選択が可能です。 オンライン学習や家庭教師コースのほか、算数・プログラミングコースなどニーズに合わせたクラスも開講しています。 どのコースも完全個別指導で、お子様一人ひとりの状況をチェックしながら学習を進めています。 集団指導が苦手なお子様や、他の塾にはない丁寧な指導・コースを希望される方はぜひ無料体験にお越しください。 幼稚園・小学校受験の個別指導塾ならAiQ ぜひご覧ください。

まずはここから!無料体験受付中
お電話でのお問い合わせ
tel-icon 市ヶ谷
本部校
03-6910-0401
対応時間 10:00-18:00