2024.04.30

小学校受験で子どもがストレスを感じる原因とは?

投稿日時:2024.04.30
最終更新日時:2024.04.30
小学校受験のための受験勉強で、ストレスを感じてしまう子どももいます。 この記事では、子どものストレスサインや、ストレスの原因について解説します。また、ストレス解消法もご紹介しますので、受験生の保護者の方はぜひ参考にしてみてください。

子どものストレスサイン

幼児期の子どもはまだ未熟で、ストレスを感じてもうまく言葉にしたり、自分でストレスをコントロールしたりすることができません。しかし、行動や態度にストレスのサインが現れていることがあります。 ここでは、特徴的なサインを3つご紹介します。

サイン①爪を噛む

最初にご紹介するのは、「爪を噛む」です。行動に出るストレスサインの代表的な例です。爪を噛むことにより、爪や指から出血してしまったり、爪に含まれていた病原菌や雑菌が口から体内に侵入してしまったりします。すると、風邪や感染症にかかる、次爪や指が変形する、歯並びや噛み合わせが悪くなるなどの悪影響があり、身体にもよくありません。また、中にはストレスの現れではなく、手持ち無沙汰だったり、癖になってしまっていたりする子どももいます。しかし、上記の通り爪噛みをしていても良いことは何もないため、早めにやめさせましょう。

サイン②体調を崩す

ストレスが原因で発熱したり、腹痛を起こしたりすることがあります。これは、身体に現れるストレスサインです。 胃腸は、自律神経の影響を受けやすい部分です。ストレスを受けた結果、腹痛が起こることが多くありますが、腹痛は子どもによくみられる体調不良のひとつでもあります。そのため、単に体調を崩したのだと思い、それがストレスによるものだと気づきにくいことも特徴です。 いつまでも症状が続く、薬を飲んだり変えたりしてもなかなか症状がよくならない、などといった場合には、ストレスによるものではないか疑ってみてください。 そのほか、本人の意思とは関係なく不規則かつ突発的に声が出たり、体が動いたりするチックの症状や、アレルギーでもないのにじんましんが出てなかなか引かない、などの場合にもストレスを疑ってみてもいいかもしれません。これらは、ストレス源に対処することで症状が次第に治っていきます。

サイン③感情がコントロールできなくなる

感情がコントロールできなくなることもストレスのサインとして挙げられます。具体的には、突然泣き出したり、怒りっぽくなったり、無表情になったりといった普段の様子と異なる姿が頻繁に見られるようになった時です。 心のサインは体に現れるサインと異なり、「成長して性格が変わってきたのかな」などと思われてしまいがちです。普段からよくしゃべる子、普段から元気がいい子、子どもの性格は一人ひとり異なります。普段からお子さんの様子をよく観察して、「おかしいな」と思ったらストレスを疑ってください。 心に出ているストレスサインも、ストレス源に対処することで症状がおさまってくることが多いです。

小学校受験で子どもがストレスを感じる原因

小学校受験のための受験勉強がストレス源になることは、意外に多いです。 高校受験や大学受験とは異なり、小学校受験は保護者が主導になります。子どものためを思ってのことでも、なぜ勉強しなくてはいけないのかを自身がきちんと理解して、自発的に机に向かえる子どもはわずかです。 以下、受験勉強にストレスを感じる原因を3つご紹介します。

原因①勉強を楽しめていない

小学校受験のストレスで多いのが、勉強を楽しめていないケースです。ひたすらペーパーテスト対策を繰り返したり、ひたすら季節のものを暗記させたりする勉強では、面白くありません。 例えば、図形の問題で積み木やブロック、折り紙を使って勉強してみる、求差の問題ではおはじきを使って勉強してみる、季節の花を図鑑を使って調べてみるなど、体験を交えた学習だと、お子さんも楽しみながら勉強できます。また、プリントの問題が1枚解けたらシールを貼るなどの工夫でも、頑張る原動力につながります。

原因②叱られる回数が多い

叱られる回数が多いことも、子どものストレス源になります。 一生懸命やっているのにできていない場合には、叱りたくなるのをぐっと堪えて、「次はできるように頑張ろうね」などといった励ましの言葉をかけて、できているところを見つけて褒めることを心がけましょう。ただし、お子さんがふざけている時には、きちんと叱るべきです。 叱るべき時はきちんと叱る、本人が全力で取り組んでいるのであればできていることを褒める、を徹底しましょう。

原因③休憩する時間が取れていない

休憩する時間が十分に取れておらず、心身ともに疲れが抜けていないことが原因のケースもあります。中には、睡眠時間が足りていないのではないか、というケースもあります。睡眠時間が足りないと、成長が遅れたり、食欲がなくなったり、疲れやすくなったり、イライラしたりするようになります。また、睡眠が足りないと、昼間の記憶をうまく整理することができず、勉強内容の定着にも悪影響です。 よく眠ることも受験勉強のひとつと割り切って、睡眠時間はきちんと確保してください。

小学校受験によるストレスを軽減させるためにできること

小学校受験によるストレスを軽減するには、以下の3つの方法が有効です。

ポイント①褒めながら見守ってあげる

なるべく褒める機会を増やすことです。成長したところや、新たにできるようになったことを見つけて褒めてあげてください。 また、よその子と比べるのではなく、昨日の我が子と比べてください。叱りたくなった時には、そこは本当に叱るべきポイントなのか一呼吸置いて考えるとよいでしょう。

ポイント②子どもが笑顔になる言葉をかける

お子さんが言われて嬉しくなるような言葉をかけましょう。受験勉強だけでなく、日常生活のいろいろな場面で心がけることで、お子さんの自己肯定感をあげることにつながり、受験勉強にも前向きになれます。 また、プレッシャーになる言葉は、お子さんの前では口にしないようにしましょう。

ポイント③気分転換させる

時には気分転換をしましょう。わざわざ遊園地などに出かけなくても、夕食の買い物がてら散歩する、近所の公園に遊びに行く、などでも気分転換は可能です。簡単なおやつを一緒に作ってみるのもおすすめです。

うまくストレス解消しながら楽しく受験勉強を

受験勉強には、ストレスがつきものです。 爪を噛む、体調不良が治らない、感情のコントロールができていないなどのサインが見られたら、ストレスがかかりすぎていないか、もう一度普段の生活から見直してください。 なるべく褒めたり、笑顔になる言葉をかけたり、気分転換をしたりして、うまくストレスを解消しましょう。 うまくお子さんのストレスを解消してあげることは、受験合格を掴むために必要なことでもあります。

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