2024.04.30
子どもが集中できないのはなぜ?集中力を高める方法とは
投稿日時:2024.04.30
最終更新日時:2024.04.30
習い事の練習や学校での勉強など、さまざまなシーンで集中力は必要です。しかし、「子どもの集中力が足りない」「集中力を高めるにはどうしたらいいか分からない」などの悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。 本記事では、子どもの集中できる時間や、集中力を高める方法などを解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
子どもが集中できる時間はどのくらい?
子どもの集中力は年齢によって異なりますが、一般的には15~30分程度といわれています。年齢による集中時間は異なり、幼児は「年齢+1分」、小学生は「年齢×1.5分」、中学生は30~50分程度です。 しかし、これはあくまでも目安であり、子どもによって異なります。また、集中力は生活リズム・環境によって変化するものでもあります。子どもの集中力が続かないのはなぜか
子どもの集中力が続かない理由はさまざまです。ここでは、子どもの集中力が続かない原因を解説します。原因①苦手なことに取り組んでいる
苦手なことは、大人であっても集中するのが難しいもの。子どもならなおさらです。取り組むこと自体が苦痛である場合、集中はおろか投げ出してしまうケースもあるでしょう。こちらから「勉強しなさい」と促したところで、子どもが行動する必要性を理解していなければ、すぐに飽きてしまいます。原因②気が散ってしまう環境にいる
周りで兄弟が遊んでいる、テレビがついている、ゲームやスマホが見えるところに置いてあるなど、気が散ってしまう環境にいる場合も集中力は低下します。また、部屋の温度や湿度も集中力に影響する場合があります。原因③精神的に不安定である
精神的な面も集中力に影響します。例えば、「友達と喧嘩した」「先生に叱られた」など、心配事があると目の前のことに集中できなくなる恐れがあります。原因④生活習慣が乱れている
睡眠が不足していると脳は十分に働くことができず、集中力はおろか判断力や記憶力も低下してしまいます。また、朝ごはんを抜いたりお菓子の食べ過ぎで栄養バランスが偏っていたりすることも集中力を低下させる原因となります。子どもの集中力を高める方法
子どもの集中力を高めるには、どうしたらよいのでしょうか。ここでは、集中力を高める方法を解説するので、ぜひ参考にしてください。ポイント①気持ちの切り替えタイムを作る
時間を意識させることで、終わりの見通しがつけられるようになります。子どもが集中できる時間を設定し、こまめに休憩を挟んであげましょう。時間が決められていると、ゴールまでに頑張ろうと集中しやすくなります。休憩と集中を交互に入れればメリハリが生まれ、集中する時間には本格的に取り組むという習慣が身につきます。ポイント②明確な目標を立てて取り組む
取り組みの明確な目標を設定しましょう。しかし、高い目標を立ててしまうと達成できなかったときの挫折感が大きくなり、やる気が削がれてしまいます。達成できるくらいの目標をいくつも立て、達成できた喜びを知ってもらいましょう。成功体験を積み重ねることでやる気につながり、集中力の向上が期待できます。ポイント③集中しやすい環境を作る
子どもの集中を削ぐようなゲームや漫画、スマホなどは見えないところに片づけるなど、環境づくりも重要なポイントです。兄弟がいる場合は、違う部屋を用意する・静かにするよう伝えるなどの対応が必要です。散らかっている部屋は集中しにくくなるため、きれいに整えることを意識しましょう。また、子どもが快適に勉強できるよう、エアコンや照明などを調節してあげることも大切です。ポイント④生活リズムを整える
寝る時間や起きる時間を決め、毎日同じような生活リズムになるように意識しましょう。特に、十分な睡眠時間は子どもの成長にとっても重要です。3~5歳は10~13時間、小学生は9~12時間、中学生は8~12時間の睡眠時間が推奨されています。睡眠時間が十分取れるよう、生活リズムを整えましょう。 また、子どもの成長期には、栄養バランスのとれた食事が欠かせません。タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンなど、成長に必要な栄養素を取れるような食事を意識することが重要です。ポイント⑤興味のあることに取り組ませる
子どもが集中できない場合は、興味のあることに取り組ませるとよいでしょう。興味がある・好きなことであれば、楽しく活動できるため集中しやすくなります。本を読む、ブロック積みをする、折り紙をするなど、子どもの好きなことに挑戦させましょう。好きなことに没頭できる習慣がつけば、勉強や習い事の練習などでも同じように集中力を発揮できるようになります。ポイント⑥たくさん褒める
子どもをたくさん褒めてあげましょう。褒められることは、誰にとってもうれしいもの。目標を達成したときはもちろん、達成できなかったときも「頑張ったこと」や「集中できたこと」などを褒めてあげましょう。 たくさん褒めることで自信がつき、「頑張ること自体が楽しい」「頑張ればできるんだ」と思えるようになります。これにより、自然と集中力が身についていきます。子どもは叱られるとやる気をなくしてしまう恐れもあるため、叱るより「褒める」を意識することが大切です。ポイント⑦リラックスできる時間も大切にする
集中するためには、リラックスできる時間も欠かせません。勉強や習い事の練習など、やらなければならないことばかりだと、だんだんやる気がなくなってしまうのは当然です。頑張ったあとに休憩(好きなことができる)時間があると思えれば、「頑張ろう」と思えるため、モチベーションが高まる可能性もあります。 適度にリラックスできる時間を設けられるようなスケジュールを組みましょう。子どもの集中力を鍛えるためにできること
子どもの集中力を鍛えたいと考えている方におすすめの遊びには、パズルや折り紙があります。習い事では書道や楽器の演奏がおすすめです。【パズル】
脳を鍛えるトレーニングとして、パズルがおすすめです。パズルは集中力を高めるのはもちろん、記憶力や注意力のアップにも役立ちます。簡単なものから始めて、徐々に難易度を上げていきましょう。【折り紙】
折り紙は、細かい作業が必要となるため、集中力の向上にもおすすめです。途中でわからなくなったときには、もう一度挑戦しようとすることで、忍耐力も育めます。また、折り方を覚えた場合には、完成した形を想像しながら折っていくので、思考力や想像力の向上にも役立ちます。【書道】
一つひとつの文字を時間をかけながら集中して書く「書道」。鉛筆と違って書き直せないため、集中力が身につきます。ほかにも、正しい姿勢が身につく、きれいな字を書けるようになるなどのメリットもあります。【楽器の演奏】
ピアノやヴァイオリンなどで曲を弾く場合、楽譜を読みながら演奏をしなければなりません。同時に複数の作業が必要になるため、集中力のアップに役立ちます。また、曲を弾けるようになるために宿題やお友達との遊びの合間に練習をするなど、習い事と遊びのメリハリもつくようになります。子どもの集中力は鍛えられる
子どもの集中力が足りないと感じている場合、自宅の環境や精神面が影響している可能性があります。集中しやすい環境を作る・生活リズムを整えるなどの工夫により、集中力を向上させましょう。また、パズルや折り紙などを行い、集中力を鍛えることもできます。 小さいうちから集中力を鍛えておけば、大きくなったときに勉強に集中して取り組めるようになります。まずは、子どもが興味の持てるものから取り入れ、徐々に集中力を養っていきましょう。
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