2024.02.28

言葉が遅い子の特徴と原因・発達を促進するポイントを解説!

投稿日時:2024.02.28
最終更新日時:2024.04.05
よそのお子さんと比較して「うちの子、言葉の発達が遅いのかも…」と感じたことはありませんか。 この記事では、言葉が遅いお子さんの特徴やその原因、発達を促進するポイントを解説します。お子さんの言葉の発達についてお悩みの方は、ぜひご参考ください。

言葉が遅い子によくある特徴とは?

言葉の発達の遅いお子さんの特徴としては、「自分から話そうとしない」「3歳を過ぎても一語文や単語の羅列など、カタコトのような話し方をする」が挙げられます。 「言葉の発達が遅いのかも」と思ったら、お子さんの様子をよく観察してみてください。このような特徴があれば、言葉の発達の遅れを疑ってもいいのかもしれません。

年齢ごとの言葉の発達目安

まずは、年齢ごとの言葉の発達目安を知りましょう。

生後2か月~1歳

赤ちゃんは、生後2ヶ月頃から周囲の環境に適応していく準備を始めます。そのうちのひとつに、「クーイング」と呼ばれるものがあります。 「クーイング」とは、生後2〜3ヶ月の赤ちゃんが発する「あー」とか「うー」とかいった声のことです。比較的機嫌のいい時に発することが多いです。 生後6ヶ月頃になると、赤ちゃんは喃語(なんご)をしゃべるようになります。 クーイングは「あー」「うー」などといった母音が多いのに対し、喃語は「ぶー」「まんまんま」など、子音や濁音や撥音(「ん」のこと)を含むのが特徴です。 「ブーブ(車)」「マンマ(ママ=母親)」などと言っているように聞こえることもありますが、喃語の段階ではまだ発する言葉に意味はありません。

1〜2歳

1歳前後になると、「一語文」が出てくるようになります。一語文では、言葉と意味がセットになります。喃語の段階では意味を持たなかった「マンマ」も、一語文では「ご飯」「ママ=母親」などの意味を持つようになります。 1歳6ヶ月頃になると、「二語文」が出るようになります。二語文とは、その名の通り、二語で構成される文です。助詞はまだ使いません。「わんわん、やだ」「まんま、こっち」など、より意味のある文を話すようになり、お子さんとの会話が楽しめるようになってきます。

2〜3歳

2歳を過ぎたあたりから、「ママ、こっち、おいで」「パパ、おしごと、いくの」など 三語文が出るようになったり、少しずつ助詞を使うようになったりします。語彙力もつき、いろいろなことを口で表現できるようになります。 また、いろいろなものに疑問を持つようになり「これはなに?」「あれはなに?」「それはどうして?」などと、質問するようになります。大人が質問に答えることでまた新しい語彙を獲得し、知識を増やしていきます。 この時期の「なぜ?」は、質問すると相手が答えてくれる、という保護者の方とのコミュニケーションを楽しんでいる側面もあります。「なぜ?」に対し、「なんでだろうね」「〇〇ちゃんはなんでだと思う?」と返すだけでも満足することもあります。 2歳半頃から、自分と相手の区別がうまくつけられるようになり、相手を意識した発話が見られるようになります。しかし、まだ自分の経験した世界の中でしか話ができないので、発する言葉は主観的になりがちです。

3歳以上

3歳頃になると、複文(主語-述語の関係がある文の中に、さらに主語-述語の関係が見られる文)が見られるようになります。「ママ、〇〇がかけっこしたの、見てくれた?」「〇〇ちゃん、パパがお酒飲んだの、見てたよ」などといった具合です。

言葉の発達が遅れる原因

ここまで、子どもの言葉の標準的な発達段階を見てきました。子どもの言葉の発達が遅れている場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。

単純性言語遅滞

まず考えられるのは、「単純性言語遅滞」です。 「単純性言語遅滞」とは「単なる言葉の遅れ」を指します。聴力や知力など、言葉の遅れ以外に特に問題となる部分がない場合にこの可能性を疑います。

性格が内向的で話さない

次に、「性格が内向的で話さない」ケースです。 これは、言葉の発達には問題がないが、性格が内向的なため、自分から周りの人に話しかけようとしないタイプです。こちらの話していることを理解している、必要がある時にはきちんと話すことができるということであれば、特に問題ありません。

言葉を発する機会がない

言葉を発する機会が少ない可能性も考えられます。 子どもが何かしようとしたり、何か言おうとしたりすると、大人が察して先回りしてしまうために、言葉を発しなくても要望が伝わってしまうケースです。 このような場合には、大人が先回りしたいのを我慢して、お子さんが言葉で説明するのを待ちましょう。「言わなければ伝わらない」環境にしてしまえば、言葉が出るようになることがほとんどです。

言葉の意味を理解していない

ある単語が、なにを指すのかを理解していない場合もあります。 名前を呼んだらこちらを向くか、ものの名前を言ったらそのものの方を向くか、試してみましょう。 ものの名前と単語を一致させるには、絵本などで、ものの名前を言いながらそのものを指差すのも効果的です。

聴力に問題がある

聴力に問題があり、きちんと聞き取れていない可能性もあります。 名前を呼んだ時に振り向くか、大きな音がした時に音のした方を向くか、試してみましょう。音のした方を向くようであれば、聴力には問題のない可能性が高いです。

発達障害や知的障害など

3歳を過ぎてもほとんど言葉が出ない場合には、発達障害の可能性があります。 発達障害の場合、外見からはわかりづらいことが多いです。言葉が出ないだけでなく、癇癪を起こしやすい、目が合わない、こだわりが強いなどの特徴がある場合もあります。 「何かおかしいな」と感じたら、まずはお住まいの自治体の保健センターや、育児相談窓口などに相談してみましょう。医療機関、療育センターなど、適切なところに繋いでくださいますよ。

言葉の発達を促進する方法

特に言葉が出ない以外の問題がない場合、言葉の発達を促す方法は何かあるでしょうか。 ここでは7つの方法をご紹介します。

積極的に話しかける

まずは、積極的に話しかけることです。子どもは周りの人が話しているのを聞いて、言葉を覚えていきます。 例えば散歩に出かけた時に、「お花がきれいに咲いているね」、公園で遊んでいる時に「一緒にすべり台をすべろうか」「バケツに砂を入れてごらん」などのように声をかけます。なるべく指示語を使わず、ものの名前を使って話しかけるようにしましょう。

安心する話しかけ方を心がける

子どもが集中できるのは、安心している時だとされています。やさしく穏やかな話し方で話しかけられることで、リラックスし、安心することができます。 急いでいる時など、ついつい早口でキーキーしゃべってしまいがちですが、それでは子どもを萎縮させてしまいます。急いでいる時、イライラしている時こそ、穏やかで優しい話し方を心がけ、お子さんがリラックスできるようにしましょう。

絵本の読み聞かせをしてあげる

絵本の読み聞かせをするのも、言葉の発達には有効です。絵本は、場面にあったイラストが添えられているため、言葉とものが結びつきやすいです。 読み聞かせをしていると、まだ読んでいるのにページをめくろうとしたり、同じところを何度も読まされたりと、イライラしてしまうこともあります。しかし、絵本の読み聞かせは、最後まで話が終わらなくても、読み聞かせをすることそのものに意味があるとされています。「効果がないのではないか」などと考えず、お子さんと絵本を読む時間を楽しむことを一番に考えましょう。

同じものを見て話す

同じものを見て話すのも、言葉の発達を促すのには有効です。 「お花が咲いているね」「わんわんもお散歩しているね」など、同じものを見て話すことでお子さんの視界に入っているものの名前を挙げることができます。

最後まで話を聞く

忙しい時、お子さんが話しかけてくるのを先回りして結論づけたりしていませんか。 言葉の発達が遅れる原因として、「言葉を発する機会がない」を挙げましたが、お子さんの話を遮ってしまうと、先回りして何かをしてあげてしまうのと同じことが起きてしまいます。 お子さんが話している時には、急いでいる時でもなるべく手を止めて、最後までお話を聞いてあげるようにしましょう。

言い間違いを注意しない

子どものうちから間違えずに言葉を発したり、発音したりできる人はいません。誰しもが間違いを繰り返しながら大人になっていきます。お子さんが間違うたびに話を止めて言い間違いを正していたら、だんだん話すのが嫌になってしまいます。 とはいえ、言い間違いを直さなければ将来的に困ります。タイミングを見計らって、直してあげましょう。

言葉を使った遊びをする

言葉を使った遊びをすることでも、言葉の発達を促すことができます。例えば、幼稚園や保育園へ行く道の途中でしりとりをしたり、家で絵本を読みながら指差しゲームをしたり、おままごとや電車ごっこなども、言葉を発する機会が多く、言葉の発達にも有用です。

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適切な支援で言葉の発達を促そう

ここまで、子どもの言葉の発達の遅れの原因、発達の促進方法についてみてきました。 AiQオメガコースでは、多くのお子さんをみてきたAiQだからこそ提供できるサービス内容、保護者の方へのサポートも万全な点が評価されています。無料体験も実施していますので、興味のある方はぜひご連絡ください。

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