2023.10.03
塾に通うときの選び方は?学習塾の種類ごとのメリット・デメリットを詳しく解説
投稿日時:2023.10.03
最終更新日時:2024.05.14
子供たちの学習のサポートとして、学習塾を選ぶ家庭は多いです。 しかし、学習塾は目的や規模によって種類が異なるため、選び方が分からないといった家庭も多いのではないでしょうか。 この記事では、学習塾の種類について、それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説しています。塾選びのポイントも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
目次
塾の種類
塾にはさまざまな形態があります。塾選びの際はそれぞれの特徴や提供するサービス内容を把握することが大切です。- 補習塾
- 進学塾
- 総合学習塾
- 専門塾
補習塾
補習塾は、主に学校の授業の補足として提供される塾です。学校の教科書や内容に沿った授業が行われるのが一般的です。- 学校の授業内容が掴めていない
- 定期テストの対策がしたい
- 特定の教科の基礎を強化したい
- 塾に通うのがはじめて
- 学び方の基本を理解し、継続的な学習の習慣を築きたい
- 学習スタイルや自宅での学習方法に関するアドバイスを求める家庭
メリット
補習塾に通うメリットは以下の通りです。- 基本的なスキルがしっかり習得できる
- テストのスコア向上や内申点の評価を高めることができる
- 講師との密なコミュニケーションが可能
- 学習意欲を引き上げやすい
デメリット
補習塾のデメリットは以下の通りです。- 受験に関する知識や情報が限られている
- 学習の進行に限度がある
進学塾
進学塾は中学、高校、大学受験対策を目的とした塾で、学校の基礎的な授業内容をすでに理解している生徒を対象にしています。 そのため、授業は学校のカリキュラムに縛られず、塾独自の進度や教材を中心に進められます。 こうした環境のもと、生徒は応用問題や入試に対応する力を身につけることが期待されます。- 難関学校を目指している
- 受験での細かいミスをなくしたい
- 高度な問題を解く経験を積み、深い知識を求めている
- 全体的に学習能力を高めたい
メリット
進学塾に通うメリットは以下の通りです。- 受験に関する経験豊富な講師が揃っている
- 受験についての情報や知識が手に入る
- 周りの生徒たちの学習意欲が刺激になる
- 模擬試験や各種テストの提供が充実している
デメリット
進学塾のデメリットは以下の通りです。- 授業のペースが早くついていくのが難しいことがある
- 新しい教材の購入が求められる
- 基本的な内容の説明が簡略化される場合がある
総合学習塾
総合学習塾は、学校の勉強をサポートする補習塾と、受験を目指す進学塾を両立させ、幅広いニーズに合わせた形態です。 普段の学習から受験対策まで、生徒のニーズとレベルに合わせて選べるクラスがあります。 対象となる生徒の学年も広い傾向にあります。- 進路に悩んでいる場合
- レベルに合わせてクラスを選びたい
メリット
総合学習塾に通うメリットは以下の通りです。- 学習の目標を変えても別の塾を探す手間が不要
- 自分の実力に応じた適切なクラスを選べる
- サポートが充実している
デメリット
総合学習塾のデメリットは以下の通りです。- 特定の専門分野においての指導が十分でない場合もある
- 必ず希望の講師の授業を受けられるわけではない
専門塾
専門塾は特定の科目や学校入試を中心に対策できる塾で、主に科目、志望校対策、特定の能力開発の3カテゴリーに分けられます。 一部の塾は特定の教科、例えば数学や英語だけを教えるのに対し、他の塾は文系や理系全体をカバーする形での指導を行います。 また、英会話や速読のような、特定のスキルを伸ばすことを目的とした授業を提供する塾も増えてきています。- 進路が決定している
- 学校の教科書では学べない内容を学びたい
メリット
専門塾に通うメリットは以下の通りです。- 講師の専門知識が豊富
- 目標達成に向けて効果的な授業が組まれている
- 同じ志を持つ生徒との関わりが意欲を高めてくれる
デメリット
専門塾のデメリットは以下の通りです。- 特定の分野以外のサポートは期待できない
- 総合的な成績向上は難しいことがある
指導方法別のメリット・デメリット
塾の種類がさまざまであるように、指導方法もいくつか種類があります。- 集団指導
- 個別指導
- オンライン指導(リアルタイム方式)
- 映像指導(オンデマンド方式)
- 自立型・自習型
集団指導
集団指導は、複数の生徒が一つの教室で同時に授業を受ける方法です。以下は集団指導が向いているお子さまの例です。- 自ら前向きに疑問を投げかけられる
- 友人との競争心で学習意欲を保てる
- 指定された進行内容を把握しスケジュール通りに進められる
- 塾の指定時間に自身の予定を調整できる
個別指導
個別指導は、一人の生徒に対して一人の講師が直接指導を行う方法です。個人指導はあらゆる環境のお子さまに適した指導方法といえます。- 学習の手順が掴めず基本から指導を受けたい
- 大規模な塾で追いつくのが難しかった
- 柔軟な時間帯・自分専用の教材を求めている
- 学習の量やペースの管理をきちんとしてほしい
- 学力自体は確かだが独自の方法で学習を続けたい
オンライン指導(リアルタイム方式)
オンライン指導は、インターネットを使ってリアルタイムで講師との授業を行う方法です。以下の項目に当てはまれば、オンライン指導に向いているかもしれません。- 遠方で塾に通えない
- 感染症などの不安がある
- 個別の指導を受けたい
- 通塾の時間をなくして勉強に充てたい
映像指導(オンデマンド方式)
映像指導は、あらかじめ録画された授業を任意のタイミングで視聴する方式です。映像指導に向いているお子さんは、以下をチェックしてください。- 部活や趣味の活動との両立を考え効率的に時間を使いたい
- 感染症リスクを避け家での学習を望んでいる
- 理解するまで何回も同じ内容を学び直したい
- 自らのスピードで進めたい
- 通塾にかける時間を短縮し効率よく学びたい
自立型・自習型
自立型・自習型は、生徒が自分自身で教材を選び、自分のペースで勉強を進めるスタイルです。以下の項目をチェックして当てはまれば、自立型・自習型が向いているといえます。- 独力で問題を解決する能力がある
- 学びの習慣を築きたい
塾を選ぶ際に確認しておくポイント
お子さまの学習意欲や今後の成長には、塾選びが大切だと考えます。現状や進路、家庭の状況に合わせて塾を選ぶようにしましょう。 ここでは、塾選びのポイントについて解説していきます。ポイント①講師のレベル
講師の教える能力や専門知識は、生徒の学習効果に直結します。講師が専門的な知識を持っているか、指導経験が豊富であるかを確認することで、質の高い指導を受けられる可能性が高まります。ポイント②合格実績
特に進学校を目指す場合、塾の合格実績は重要な判断材料となります。多くの生徒が目指す学校に合格しているかを確認することで、その塾の教育内容や指導力の実績を判断する材料として役立ちます。ポイント③授業料
塾の質と授業料が常に比例するわけではありません。家計に合わせ、リーズナブルな価格で質の良い指導を受けられる塾を探しましょう。また、教材費や入塾時の初期費用なども事前に確認しておきましょう。 参考記事:塾の費用相場はどのくらい?|内訳や安く抑えるコツも解説ポイント④通いやすさ
家からの距離や最寄り駅からのアクセスなど、通塾の際の利便性も考慮しておきたいポイントです。毎日の通塾が楽であれば、継続して塾に通う意欲も保たれやすくなります。ポイント⑤塾の雰囲気
勉強する環境が生徒にとって心地良いかどうかは、学びの効率やモチベーションに大きく影響します。見学制度や体験授業を利用して、事前に塾の雰囲気を確認してみると良いでしょう。ポイント⑥口コミや評判
実際に塾に通っている生徒や保護者の声を参考にすることで、実情を知る手助けとなります。信頼性の高い口コミサイトや知人からの紹介をもとに、評判をチェックしてみましょう。学習スタイルと目的にマッチした塾を選ぼう
いかがでしたでしょうか。この記事を読むことで、塾の種類と指導方法別のメリットやデメリット、塾の選び方がご理解いただけたかと思います。 学習塾の選択は、お子さまの学習スタイルや目的に応じて、慎重に行う必要があります。さまざまな種類・指導方法で学習塾が運営されている中、合格実績や講師のレベル、口コミなどを参考にしながら安心して学び、成長できる環境を選べるようにしましょう。 個別指導AIQでは、理系人材の育成に特化した指導を行っています。 キッズコースから難関受験コース、インターナショナルスクール進学コースなど、幅広いコースを用意しているため、ぜひお問い合わせください。 幼稚園・小学校受験の個別指導塾ならAiQ ぜひご覧ください。
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