2023.09.12

塾の費用相場はどのくらい?|内訳や安く抑えるコツも解説

投稿日時:2023.09.12
最終更新日時:2024.04.05

「どんな塾に通えばいいか分からない」

「塾の費用相場はどのくらい?」

「塾の費用を安く抑えたい」

受験対策のために子供を塾に通わせたいものの、費用に関する不安は付き物ですよね。

本記事では、塾の費用相場や内訳、さらには費用を安く抑えるコツについても紹介します。

学年ごとにかかる費用についても詳しく説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。
参考記事:塾に通うときの選び方は?学習塾の種類ごとのメリット・デメリットを詳しく解説

学習塾の費用相場

まずは、学習塾の費用相場について紹介します。

学習塾の費用は、塾の種類によってもかなり異なるため、今回は4つに分けて説明します。

  • 集団塾
  • 個別指導塾
  • オンライン塾
  • 小学生の塾にかかる年間費用

さっそく見ていきましょう。

参考記事:塾に通うときの選び方は?学習塾の種類ごとのメリット・デメリットを詳しく解説

集団塾

集団塾は、比較的費用が低いです。

集団塾では1人の講師が複数の生徒に対して授業を行うため、授業の効率がよいのです。

具体的には、月謝は2万〜4万円が相場です。

入会金で1万〜2万円、教材費で1万〜3万円も加わります。

学年が上がるほど費用も高くなり、受験学年は特に高くなることも念頭に置いておくとよいでしょう。

コースや授業回数、科目数によって費用は異なりますが、基本的に個別指導塾より安いことが多いです。

個別指導塾

個別指導塾では、1人の講師に対して1〜3人の生徒に授業を行います。

1人ひとりにあわせた指導を受けやすいものの、その分費用は高くなります。

具体的には、月謝は4万〜7万円が相場です。

入会する場合には、2万〜3万円の入会金が必要になります。

受講するコースによっては、より費用がかかる場合もあるため、知っておくとよいでしょう。
参考記事:塾選びでは「個別指導」と「集団指導」のどちらがいいかを解説

オンライン塾

個別指導を受けたい、だけど費用は安く抑えたい。

そういう方にはオンライン塾を勧めます。

オンライン塾では、個別指導塾よりも安い費用で、ネット上で個別指導を受けることができます。

オンライン塾で個別指導を受ける場合、具体的に月謝は6千円〜2万円が相場です。

オンライン塾は、さまざまな種類の授業を行っており、費用もさまざまです。

映像授業の場合の月謝は千円〜5千円完全コーチング型の場合は4万円が相場です。

小学生の塾にかかる年間費用

小学生の塾にかかる年間費用は、場合によって異なります。

2つの場合に分けて見ていきましょう。

  • 補習塾の場合
  • 中学受験塾の場合

それぞれ解説していきます。

補習塾の場合

補習塾とは、生徒の苦手分野の克服を主な目的としている塾のことです。

おもに、勉強が苦手なお子さんや、学校の授業に追いつけないお子さんが通います。

受講する科目数や教科にもよりますが、年間10万〜20万程度の費用がかかります。

少人数制か多人数制かで費用もかなり変わるため、費用面に関してもしっかり考えてから入会することを勧めます。

中学受験塾の場合

中学受験塾とは、私立中学などに合格するための対策を行う塾のことです。

おもに、中学受験を視野に入れているお子さんや、公立中高一貫校・国立大学附属中学受験への進学を希望するお子さんが通います。

志望校にもよりますが、年間100万円程度の費用がかかります。

塾によっては、さらに費用がかかる場合もあるため、必ず調べておきましょう。

中学生の塾にかかる年間費用

中学生の塾にかかる年間費用は、学年ごとにかなり違います。

ちなみに、受験を控える中学3年生は特に費用が高いです。

ここでは、中学3年間を1年ごとに分けて解説していきます。

中学1年生

塾に通う中学1年生の年間費用平均は、11万円です。

中学1年生は、中学校に入学したばかりのため、まだ高校受験を視野に入れていない方がほとんどです。

まだ高校受験に本腰を入れていないため、中学2、3年生に比べれば費用も高くありません。

中学2年生

塾に通う中学2年生の年間費用平均は、17万円です。

授業内容が難しくなり、高校受験も少しずつ視野に入ってくるため、中学1年生に比べて費用が高くなります。

子供の勉強態度に不安を持つ親や、高校受験を視野に入れる学生が増えるため、中学2年生から入会する方も少なくはありません。

中学3年生

塾に通う中学3年生の年間費用平均は、通う中学が公立か私立かで大きく異なります。

私立の場合の年間費用平均は18万円公立の場合は30万円です。

私立中学校の場合、中高一貫教育を導入している場合が多いため、高校受験対策をする必要がないのです。

また、受験する場合であっても、私立中学校では志望校合格のためのサポートが充実していることが多いです。

そのため、塾では多く費用をかける必要がありません。

いっぽう、公立中学校の場合、私立中学校のようなサポートを受ける機会が少ないのです。

学校でサポートを受けられない分、塾で補うことが多いです。

以上が理由で、ここまでの費用の差が生まれています。

高校生の塾にかかる年間費用

塾に通う高校生の年間費用平均は、通う高校が公立か私立かで大きく異なります。

私立の場合の年間費用平均は44万円公立の場合は36万円です。

こちらも同様、私立高校では志望校合格のためのサポートが充実しているため、塾では多くの費用をかけません。

公立高校の場合は、学校でサポートを受けられない分を塾で補っています。

また、高校3年生になると費用が高くなります。

これは、受験に備えて授業時間や受講する科目が増えるためです。

難関大学を志望する場合は、受講するコースの変更などにより費用がかなり高まる傾向にありますので、念頭に置いておくとよいでしょう。

中学受験塾費用の内訳

中学受験塾費用は高いことで有名ですよね。

つづいて、中学受験塾費用の内訳を見てみましょう。

大きくわけて、以下の3つに分類されます。

  • 授業料
  • 季節講習費
  • その他の費用

それぞれ詳しく見ていきます。

授業料

中学受験塾費用の中には、もちろん授業料が含まれます。

授業料は、中学受験塾費用の大半を占めるため、必ず確認しておきましょう。

平均授業料は、月に1万円〜9万円と、大変幅広いです。

受講する科目数や、志望する学校によって、授業料はかなり異なります。

志望校が難関校であればあるほど、受講するコースの費用が高まる傾向にあり、くわえて科目数も増える場合が多いです。

また、完全個別塾や手厚いサポートを提供している塾の場合、より一層費用がかかります。

年間授業料が100万円を超える塾もあるため、塾選びの際は費用面もしっかり考慮しましょう。

季節講習費

中学受験塾で欠かせないのが、季節講習です。

季節講習とは、夏休みや冬休みなど、学校がない期間に行われる講習のことです。

個別指導塾では、通常授業に追加で他の授業を受講したり、通常授業のコマ数を増やしたりすることを季節講習と呼ぶことが多いです。

中学受験を控えている小学6年生にとって、夏は受験の天王山です。

そのため、夏休みに行われる季節講習は受講する場合が多いでしょう。

塾によっては、受講必須なこともあるため、念頭に置いておきましょう。

集団指導塾では月に2万〜10万円ほど、個別指導では4万〜20万円ほどの費用がかかります。

季節講習はかなり費用がかかるため、必ず覚えておきましょう。

その他の費用

中学受験塾に通うには、さまざまな費用がかかります。

その他の費用は、以下の通りです。

  • 追加の講習費用
  • 食費

中学受験塾に通っているうちに、講習を追加することになる場合はよくあります。

志望校が難関校であれば尚更です。

志望校に受かるために、その志望校に特化した講習や、追加で他科目の講習を受ける必要があるのです。

難関校を受験する場合は、特に注意が必要です。

また、中学受験塾に通うには、食費もかかります。

これは盲点である場合が多いため、おさえておきましょう。

中学受験塾は、平日は夕方から夜、休日は昼から夜まで通うことが多いです。

そのため、塾で食事をするお子さんが多くいます。

手作りのお弁当やご飯代を必ず用意しておきましょう。

月謝以外の費用

塾では、月謝以外にも費用がかかります。

塾へ入会する場合は、事前に知っておくとよいでしょう。

月謝以外の費用は、大きく分けて6つあります。

  • 入会金・入塾費
  • 教材費
  • 模擬・テスト代
  • 特別講習費
  • 教室維持費
  • 交通費

それぞれ詳しくお伝えします。

入会金・入塾費

入塾の際に必要になるのが、入会金です。

集団塾では1万〜2万円、個別指導塾では2万〜3万円の入会金を支払わなければなりません。

個別指導塾の入会金は価格が高いですが、じつは、入会金無料キャンペーンを頻繁に行っている塾は多くあります。

2万〜3万円の入会金を払わないで済むため、個別指導塾への入会を考えている場合、まずは無料資料請求や無料体験授業を申し込むとよいでしょう。

教材費

塾費用を考える際につい忘れがちなのが、教材費です。

教材費は月謝に含まれない場合が多いため、注意が必要です。

受ける授業が多ければ多いほど、教材は増えます。

月謝とは別のタイミングで支払うことが多いため、事前に準備しておくとよいでしょう。

また、塾によっては学校の教材や市販のテキストで授業することが可能な場合もあります。

その場合、教材費も抑えられるため、入塾前に一度確認しておきましょう。

模擬・テスト代

塾では、定期的に模擬テストやクラス分けテストなどが行われます。

受験対策を専門とする塾では、各塾主催の模擬テストが頻繁に開催されます。

受験をする場合は、大手塾主催の模擬テストを受けることが推奨されています。

受験に向けて、自分の学力を精密に測るためです。

そのため、受験を控えているご家庭はかなりテスト費用がかかります。

模擬テストの費用は、入塾の際に一括で支払う場合と、申し込みごとに支払う場合があります。

入塾の際に、模擬テスト費用についても説明を受けましょう。

いっぽう、補習塾では模擬テストがない場合もあります。

塾内で行われる定着度確認テストなどは授業料に含まれている場合が多いため、費用を抑えられます。

特別講習費

塾では、特別講習というものが行われます。

特に、受験を控えている場合は特別講習を受ける必要があるでしょう。

受験直前対策講座など、受験対策に特化した講習が多いため、最高学年は特別講習費がかなりかかります。

塾によっては受講必須なこともあるため、入塾前に確認しておきましょう。

特別講習は、春休みや夏休み、受験直前の秋から冬にかけて行われることが多いです。

費用面でトラブルが起きないよう、事前に準備しておくとよいでしょう。

教室維持費

塾に通う際、教室維持費がかかります。

教室維持費とは、光熱費や各機器の維持費、プリント代などを指します。

環境のよい塾ほど、教室維持費が高い傾向にあります。

大手塾や、難関校対策を専門とする塾は、設備がしっかりしているため、特に教室維持費が高いです。

その分、心置きなく受験勉強に専念できるでしょう。

教室維持費は、パンフレットに記載された金額とは別途徴収されることが多いため、覚えておきましょう。

費用に関しては、入塾時に細かい部分まで確認し、用途がわからない費用があれば事前に質問しておくとよいです。

交通費

塾に通うためには、交通費が必要になります。

自転車などで通える場合はよいですが、電車やバスで通う場合は費用がかかるため、交通手段をよく確認しましょう。

また、難関校志望の場合は、少し注意が必要です。

難関校対策を専門とする塾は都会に多いため、お住いによっては交通費がかかってしまうのです。

通いやすさは、親にとっても、子供にとっても大事です。

交通時の負担が大きければ、通塾を継続するのは厳しいでしょう。

そのため、無理なく通える範囲での塾探し、オンライン塾の検討をするとよいです。

交通手段や交通費についての確認は忘れがちなため、要注意です。

中学受験塾費用を安く抑えるコツ

中学受験塾に通うには、相当な費用がかかることがわかりました。

少しでもこの費用を抑えたいと願う家庭は多いかと思います。

それでは、中学受験塾費用を安く抑えるコツについてお伝えしていきます。

ポイントは以下の3つです。

  • 特待生制度がある中学受験塾を利用する
  • オンライン学習の中学受験塾を利用する
  • 必要なカリキュラムだけを選べる中学受験塾を利用する

それぞれ解説していきます。

特待生制度がある中学受験塾を利用する

中学受験塾費用を安く抑えるには、特待生制度がある中学受験塾を検討するとよいでしょう。

特待生制度を設けている塾は多くあり、入塾テストや模試の結果によって決められます。

成績優秀者は特待生として優遇され、授業料免除などの特典を受けることができます。

しかし、特待生制度を受けるには、相当な学力が必要です。

簡単に受けられる制度ではありませんが、一度検討してみてはいかがでしょうか。

オンライン学習の中学受験塾を利用する

個別指導塾はかなり費用が高く、集団塾も交通費や教室維持費がかかります。

費用の高さに驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方にオススメなのが、オンライン学習の中学受験塾です。

オンライン塾の授業は、パソコンやタブレットなどの電子機器と、インターネット環境があればすぐに受講できます。

教室に通う授業とは異なり交通費や諸経費が不要になります。

また、オンライン塾によっては数千円から始められるため、経済的な負担が激減するでしょう。

くわえて、移動中や寝る前、朝起きてすぐなど、どのタイミングでも受講することが可能です。

費用だけでなく、多角的にメリットが多いのが特徴です。

必要なカリキュラムだけを選べる中学受験塾を利用する

塾に通っているうちに、講習を追加することになり、費用が膨らんでいってしまうことはよくあります。

志望校合格のために、その志望校に特化した講習や、追加で他科目の講習を勧められるからです。

受講数が増えるほど費用もかかってしまうため、注意が必要です。

「通っているうちに受講数が増えてしまうのではないか」と不安な方には、必要なカリキュラムだけを選べる中学受験塾の利用をオススメします。

受講する科目を絞ることで、塾費用を安く抑えることができるのです。

成績がなかなか上がらない苦手科目だけに絞って受講することも可能なため、塾講師に相談してみましょう。

また、塾の選び方について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

参考記事:「塾は意味がない」は本当なのか?塾の選び方も紹介

塾の費用は授業料だけじゃない

いかがでしたか?

塾に通うには、さまざまな費用がかかることがわかりました。

授業料だけではなく、特別講習費や教室維持費もかかることを知り、費用に関して不安に感じた方もいらっしゃるかと思います。

しかし、特待生制度やオンライン塾など、費用を安く抑えるコツもあります。

通塾を検討しているご家庭は、ぜひ参考にしてみてください。

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