
小学校受験はいつから準備すべき?身につけたい基礎力とは?

小学校受験の準備を行うベストなタイミングはいつ頃がいいのか
小学校入試は年長児の秋に行われます。
そのため、受験塾では11月が切り替わりとなり、小学校受験準備期間は約2年必要といわれています。
なぜ2年必要といわれているのか、年中のうちに身につけたい基礎力とは
年中の時期には特に言語、知識、体験することを十分にしていただきたい。
そのためには、生活習慣を大切に丁寧に過ごすこと、ご家庭でのコミュニケーション、さまざまな体験を存分に楽しみ、じっくり観察する、深掘りする時間を大事にしていただきたい。
興味関心、好奇心旺盛な時期だからこそ、日常生活の中でさまざまなことに触れ、実体験から自分の考えを持ち、表現する機会を多くもっていただきたいと願います。
お子さまの表現力、思考力、創造力、五感を駆使したあそびを大切にしてください。
このような経験、知識は失われることのないお子さま自身の財産となります。
新たな知識を吸収する能力が高い時期だからこそ、受験準備を通じて、ご家族さまで是非お取り組みいただきたい教育です。
小学校受験は、実力で判断される中学受験とは大きく異なります。
小学校受験は、「家族の受験」といわれており、生活習慣が身についているか、自立できているかが問われます。
幼児期は白紙状態で毎日の小さな積み重ねが一生を支配するといっても過言ではありません。
そのために必要不可欠な家庭教育。
正しい習慣はお子さまに自然と身につきます。
正直なご両親からは正直なお子さまが育ちます。
素直で謙虚な姿勢は、お子さまにも表れます。
生活すべてがお受験に繋がっているということです。
何かをしなければいけない、あれもこれもではなく、先ずは1日1日を大事に丁寧に過ごすことに目を向けてください。
小さな気づき、発見がたくさんあるはずです。
朝起きてからのルーティンをお子さまはご自身で行うことができますか?
幼稚園、保育園の準備は自ら行えていますか?
朝起きてから家を出るまでのお支度、帰宅後にすること、手洗い嗽、お手伝い、食事の支度、お風呂掃除等
生活習慣、基礎知識を身につける年中、その基礎力を持ってさまざまなことに挑む時間を多いに費やしていただきたいと考えます。
幼児期のお子さまにとって外の世界はまさにワンダーランドです。
買い物の帰り道、子どもが「中秋の名月を境に蝉が1匹も鳴かなくなったね!」と発言した時、日常を大事に目を向けているのは、よっぽど子どもの方だと気づかされました。
最難関といわれる私立小学校のホームページにも書かれております、何か特別な準備をする必要はなく、志願者のありのままの姿を見ることを目的としているというのは、まさにその通りだなと思うところです。
毎日を大切に一緒に過ごすこと、生活習慣の徹底、コミュニケーションを大事にすること、外では思いっ切り走る、昆虫探し、落ち葉拾い、ボールあそび、大声で笑う、無限にあります。
あそびの延長線上に教育があり、「お受験」があるのです。
お受験を意識することは親にとって、日々の生活を見直すきっかけとなり、また子どもとの毎日をより大切にしたいと思う気持ちが高まります。
名前の由来、ご家庭の教育方針をこれほどまでに考える時間は、ご家族さまの絆をより強く、心をひとつに、「家族力」が強まります。
当たり前のことを丁寧に当たり前に行うこと、それを子どもに背中を見せながら、言葉かけをしながら、正しい生活習慣、自立への導きが結果、「ご縁」に繋がると断言できます。

小学校受験では数字の概念、読み書き、ひらがなの読み書きは求められません。(一部私学を除く)
但し、1~20までの数が具体的に実数として身についているか、数の構成、多い少ない、分ける、合わせる、ひらがなの読み書きではなく理解力、読解力、発言力はとても大きな力となります。
小学校受験はただの受験ではなくとても深いです。
ご家族さまにとってとても多くの学びがあります。
1枚のペーパーから決して1つの答えを出すのではなく、1枚のペーパーを隈なく理解する、どの角度から何を聞かれても色んな視点、知識を持って答えられるように、またそれが子どもの「自信」に繋がります。
考える力=思考力 を身につけるのが小学校受験。
小学校受験に求められる言語力。(聞く力・読解力・話す力)
受験範囲と決めず、あらゆる言語を習得していきましょう。
自分の気持ちを自分の言葉で話せることはお子さまの大きな自信となり、これからも飛躍すること間違いないでしょう。
天気の表現ひとつにしても
・雨がしとしとふっている
・雨がぽつぽつふっている
・雨がざーざーふっている
など、知識があると表現ひとつとっても楽しむことができます。
・考えるくせをつける
・考えることを楽しむ
・論理的思考力を鍛える
お子さまそれぞれ得意不得意、月齢、伸びる時期も異なります。
他のお子さまと比べる必要は全くありません。
結果として今、目に見えていなくても、お子さまが毎日一生懸命しっかり取り組み、昨日より今日、今日より明日、着実に成長されていることが1番です。
決して誰かと比べることなく、過去のお子さまご自身が比較相手となりますから、日々成長していることを心から褒めてあげてください。
必要な対策にしっかり時間をかけられるよう、ゆとりを持った計画を立ててまいりましょう。
お父様は、一家の大黒柱として落ち着いて構え、賢く、家族を支える
お母様は、品よく、謙虚に、賢く
お子さまは、素直に、賢く、子どもらしく
お子さまはよく見ています。
礼儀正しく、良い生活習慣を、子育ての姿勢そのものがお子さまに反映されます。
そして、風評に惑わされず、お子さまを冷静にみること。
言語、挙動は心を表します。
何よりも素直な気持ちで小学校受験を通して「人間力」を培っていきましょう。
「家族の一大イベント」として、チーム団結して臨まれてください。
小学校受験は「育児」であり「育自」です。

幼児期に家族の絆を深めるとても素晴らしい機会、我が子の名前の由来からもう1度原点に立ち、家庭の教育方針、我が子への思いを綴る機会が他にあるでしょうか。
ご縁をいただくためには、合格するための手段、近道を選ぶのではなく、目先の合否以上に「人間力」、自分で考える力=思考力を幼児期に培うことができるというのは、将来を生きる土台となります。
小学校受験は決してテクニックを教わるものではなく、どこで誰から何を教わるか、勿論ご縁、合格をいただけることが何よりですが、これまでのプロセスがいかに大事であるか、子どもの「人間力」が高まり、「家族力」がグッとアップすること間違いないでしょう。
アイキューではお子様の人間力を高める小学校受験コースを準備しております。
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