
幼稚園受験・小学校受験の願書作成ガイド

目次
~合格する書き方と注意点~
幼稚園受験・小学校受験において、「願書(入学願書)」は合否を左右する最重要書類ともいわれます。
願書は単なる提出書類ではなく、学校へのラブレターとも表現されます。
ご家庭の教育方針、お子さまの魅力、志望校への志望理由、熱意、適合性を最大限アピールする大切なものです。
一方で、「書き方がわからない」、「何を書けばいいのか分からない」などと不安に感じる保護者の方も多いことでしょう。
幼稚園受験・小学校受験の願書作成の基本から合格する書き方のコツ、よくある失敗例とその対策、そして願書提出が必要な名門小学校のリストまで、願書作成に役立つ実践的アドバイスを解説させていただきます。
しっかりとポイントを押さえた丁寧な願書作成で合格を勝ち取りましょう。
1. 願書作成の基本
まずは願書作成の基本ポイントを押さえましょう。
願書の目的や構成要素、そして作成時の重要ポイントについて解説します。
・願書の目的と重要性: 願書は、ご家族さまのプロフィール、ご家庭の方針、志望理由を学校側に伝える初めのご挨拶文になります。学校は「そのご家庭・お子さまが学校にふさわしいか」を判断いたします。
願書・筆記試験・面接は三位一体であり、一つでも準備不足だと合格は難しいとも言われております。
従って、願書は早い時期から準備に取りかかり、丁寧に作成する必要があります。
・願書の入手と下準備: 願書用紙は志望園・志望校が指定する期間に配布・公開されます。必ず配布開始直後に入手し、万全な体制で挑めるよう2部は確保しておきましょう。
願書の提出期日に遅れた場合、志望校を受験できないことになります。
また、願書は原本に清書する前にコピーを取って下書き用に使うのがおすすめです。
・典型的な構成要素: 幼稚園受験・小学校受験の願書には、一般的に次のような項目があります。基本情報(お子さまの氏名・生年月日・住所、電話番号、保護者様情報、家族構成など)、志望理由(「なぜ本園/本校を志望するのか」)、家庭の教育方針(ご家庭で大切にしている躾・どのようなお子さまに育ってほしいか)、お子さまについて(長所・短所、性格、得意なこと・苦手なことなど)、その他に通園/通学経路や所要時間(無理のない通学かを見るため)、健康状況、特技・習い事、保護者様が学校に協力できること、写真貼付、備考欄などがあります。
学校によって設問は様々ですが、「志望理由」、「家庭の教育方針」、「お子さまの長所短所」は多くの願書で核心となるポイントです。
事前に志望校の願書項目を確認し、それぞれに書くべき内容を整理しておきましょう。
・学校の指示に忠実に: 募集要項や記入上の注意を熟読し、指定された書式・形式に厳密に従って記入することが基本中の基本です
たとえば、「ふりがなはひらがなで」と指定されていれば必ずひらがなで書く、提出写真のサイズ指定があれば厳守するといった具合です。
学校側が示す記入例や注意事項は「学校とのお約束」ともいえるものなので、これを守れないと選考の土俵にも立てない可能性があります。
細かな指示も漏らさず守りましょう。
・丁寧かつ正確な記入: 願書は清書用紙に黒インクで丁寧に記入します。
下書きで文章を推敲したら、清書の前に用紙の各欄を鉛筆で薄くマス目状に区切っておくと、文字の大きさや配分が均一で綺麗に書けます。
清書には万年筆や万年筆風の黒のボールペンなど、にじまず読みやすい筆記具を用いると良いでしょう。
誤字脱字は厳禁で、漢字の誤りや送り仮名のミスがないよう、くり返しチェックをいたしましょう。
書き上がったらインクを十分に乾かし、下書き用に引いた線は消しゴムできれいに消しましょう。
読み手(学校側)が何百通もの願書に目を通すことを念頭に、読みやすい字と文章を心がけましょう。
・写真の準備: 願書にはお子さまの写真(および家族写真)が必要です。
写真は第一印象を左右する重要なアピールポイントです。
写真館などプロのカメラマンに撮影を依頼し、明るく清潔感のある写真を用意いたしましょう。
撮影時期は、あまり早すぎると実際のお子さまの成長とギャップが出てしまいます。また一方で直前では間に合わないため、夏の日焼け前までに撮影を済ませられると安心です。
家族写真が求められる場合には、同居している家族全員が写るようにし、お子さまの生活環境が伝わる温かな一枚にいたしましょう。
・提出前の最終チェックとコピー保存: 全項目を埋め終えたら、提出前に一晩おいて見直すくらいの余裕を持ちましょう。誤字や抜け漏れがないか、内容に一貫性があるか、ご両親様でクロスチェックすることをおすすめします。特に願書に書いた志望理由や教育方針、エピソードは面接で質問される材料になります。
願書のコピーは必ず取り、ご両親様それぞれが内容を把握・共有しておくことで、面接対策や直前の振り返りにも役立ちます。
以上が願書作成の基本です。
次章からは、他の受験者と差をつけ、合格に近づくための願書の書き方のコツを見ていきましょう。
2. 合格に近づく願書の書き方(差別化の方法とコツ)
願書は単に埋めれば良いというものではなく、内容で差別化し、合否を分ける重要なプレゼンテーションともいえるでしょう。他のご家庭と一歩差をつけ、合格に近づくための願書作成のコツを紹介いたします。
(1) 志望理由は学校ごとに具体的かつ明確に書く
志望理由の欄では、「なぜその園・学校でなければならないのか」を明確に伝えることが大切です。
よくある誤りは、学校の教育理念や魅力をただ褒め称えるだけで終わってしまうことです。「御校の○○という教育方針に共感しました」、「設備が整っていて素晴らしいと感じました」等の賛辞は誰でも書けてしまい、差別化にはつながりません。
もちろん志望校の理念に共感すること自体は大切ですが、それをそのまま書き写すだけでは不十分であり、他の多くの志願者と同じ表現になってしまいます。
ではどう書くべきかというと、志望校の教育方針とご家庭の教育方針がいかに合致しているかを示し、その理念に沿って「これまで我が子をどのように育ててきたか」を具体的に述べることです。
例えば、志望校が「自主性を育てる」方針を掲げているなら、「自主性を尊重するために家庭で心がけている具体的なエピソード」を書き添えます。単に「○○の理念に感銘を受けた」ではなく、その理念を指針に家庭でも実践していることをエピソードを踏まえてアピールすることが大切です。
学校側は、「本校の方針と家庭の方針が一致しているか」を重視しています。
「我が校の環境でこの子を伸ばせそうだ」と感じられる願書に目を留めます。
志望理由欄は熱意と適合性を示す場だと心得て、他校ではなくその学校を選んだ必然性を具体的な理由で示しましょう。
(2) 抽象的な表現より具体的なエピソードを
願書には「こんな子に育ってほしい」、「大事にしている教育方針」などを書く欄があります。ここで理想ばかりを書き連ねても説得力に欠けます。例えば、「思いやりのある人に育ってほしい」という親の願い自体は素晴らしいものですが、それだけを書いても抽象的で実態が見えません。
そこで、具体的なエピソードや取り組みを添えることが重要です。
例えば、「思いやりを育むため、親子で月に1回、地域の清掃ボランティアに参加し、異年齢の方々と交流する機会を設けています」のように、実際の行動と結び付けて記述します。
このように具体例を示すことで、単なる理想論ではなく日頃からの実践に裏打ちされた方針であることが伝わり、願書の信頼感が増します。
また、具体的な活動を書いておくと、面接で話しを広げやすくなるという利点もあります。
教育方針やお子さんの長所アピールなど、人気のキーワードには必ず具体的な裏付けエピソードをセットで書くよう心がけましょう。
(3) ご家庭ならではのエピソードで温かみを伝える
願書には、ご家庭の雰囲気や子育ての様子が垣間見えるエピソードを盛り込むと効果的です。
どのご家庭にも大切にしている習慣や行事があるはずです。それをアピールポイントに変えましょう。ポイントは等身大で素朴な日常の中にあるエピソードです。
例えば、「毎朝、家族で近所の公園を散歩する時間を大切にしている」、「家庭菜園で子どもと一緒に野菜を育て、収穫して食卓に並べている」など、決して派手ではなく、継続性があり、お子さまの情操教育につながるような習慣は、学校側にも好印象を与えます。
そうした日常の情景が目に浮かぶ描写があると、ご家庭の温かさや雰囲気がリアルに伝わり、「この家庭になら大事な子どもを預けても良い」と思わせる力になります。
ご家庭独自のエピソードこそが差別化につながる部分です。形式ばった内容に終始せず、ぜひ家庭のぬくもりが感じられる話題を織り交ぜてみてください。
(4) 誇張や背伸びは禁物、謙虚な姿勢で
願書を書く際、少しでも良く見せようと話を盛りたくなる気持ちは理解できます。しかし、小学校受験(幼稚園受験)では謙虚さと誠実さが何より大切です。
学校は「我が校で学ばせてあげる立場」、保護者とお子さまは、「入学を選んでいただく立場」であることを忘れずに、文章の端々にその謙虚なスタンスが表れるよう心がけましょう。具体的には、学校への協力姿勢を書く際に、「できるだけ行事に参加します」ではなく、「喜んで参加させていただきます」といった表現にすることや、子どもの教育について「○○するよう親子で取り組んでいます」と書いて、決して「○○させています(親が子に一方的に)」という上から目線にならないよう気を付けましょう。
また、自慢話や自己アピールが強すぎる内容も敬遠されます。近年はグローバルや多様性を意識する家庭も多いですが、「幼児のうちから世界中を旅行し国際感覚を養っています」などの記述は控えましょう。
6歳以下の子どもにとって大切なのは、身近な生活環境で日々コツコツ感性を育むことであり、学校もそのような家庭を好む傾向があります。
同様に、保護者自身の華々しい経歴やキャリアを強調しすぎるのも本質ではありません。
「こんな立派な親が育てた子です!」というアピールよりも、「子どものために家族で地道に努力している姿勢」が伝わることが大切です。
謙虚で誠実な文章は読み手の心に残り、「このご家庭なら共に学校教育を築いていけそうだ」という信頼感を与えます。
(5) 全体の一貫性と整合性を意識する
願書全体を通して、内容の一貫性と整合性を保つことも重要です。各設問で書く内容がバラバラだったり、前後で矛盾していたりすると、読み手に違和感を与えてしまいます。「志望理由」で学校の方針に賛同すると書いたのに、「家庭の教育方針」で全く別の価値観を述べているといった食い違いがないようにしましょう。願書を一通り書き終えたら、改めて全体を読み返し、「家庭で大事にしていること」、「子どもの長所・特性」「志望校を選んだ理由」にブレがないか確認します。
もし自信が持てない場合は、幼児教室の先生や先輩ママに添削をお願いするのも一つの方法です。
第三者の目で見てもらうことで客観的なアドバイスが得られ、自分自身では気づかなかった改善点が見つかることもあります。願書提出前に信頼できる人からフィードバックをもらい、完成度を高めておくと安心です。
以上が合格に近づく願書の書き方のポイントです。これらを踏まえて書かれた願書は、きっと志望校の先生方の目にも留まりやすくなるでしょう。
それでは次に、願書作成で陥りがちな失敗例とその対策について見ていきます。
3. よくある失敗例とその対策
願書作成にはコツがある一方で、ありがちな失敗パターンも存在します。他の受験生や先輩方の失敗談から学び、同じ轍を踏まないよう対策を講じましょう。
ここではよくある願書作成の失敗例とその防止策をいくつか紹介します。
・失敗例1:伝えたいことを詰め込みすぎて焦点がぼやける
熱心なあまり、願書にお子さまの良いところや伝えたい情報を盛り込みすぎてしまうケースがあります。
文章量が過剰だったり、あれもこれもと欲張った結果、読みづらく要点不明瞭な願書になってしまうのです。
学校側は限られた時間で願書に目を通しますから、何が言いたいか分からない文章では印象に残りません。対策: 常に「学校側が知りたいことは何か?」という視点で取捨選択しましょう。
願書には伝えるべき核を絞り、エピソードも志望校が重視しそうな内容に厳選します。一度書いたら時間をおいて推敲し、「この文はなくても伝わるかも」と思う部分は思い切って削る勇気も必要です。また他人(第三者)に読んでもらい、伝わりづらい部分の指摘を受けるのも有効です。
・失敗例2:志望動機があいまい
志望理由(志望動機)の書き方が不十分なために失敗するケースも多いです
具体性に欠け「なんとなく良さそうだから」程度の内容では、学校への熱意も適性も伝わりません。「御校の教育方針に共感しました」だけでは先述の通り不十分ですし、志望理由があいまいだと面接で再度深掘り質問をされてしまいます。
限られた面接時間の中で志望理由を掘り下げる質問に時間を取られるのは大きなロスです。
対策: 志望理由を書く前に、自分なりの志望順位と理由を整理してください。なぜその学校が第一志望なのか、他ではなくその学校でなければならない理由を明確に言語化します。学校の教育理念・校風・特徴を調べ、自分の言葉で説明できるレベルに落とし込みましょう。文章に書く際は、「○○という校風に惹かれた」→「その校風を求める理由(自分の経験や子育て観)」→「だからぜひ○○小に入れたい」という因果関係が伝わる構成にすると分かりやすくなります。志望理由は具体性と論理性をもって書き、面接でも一貫して語れる内容にしておきましょう。
・失敗例3:文章が読みにくい(悪い意味で目立ってしまう)
願書の文章そのものが読みづらいというのも致命的な失敗の一つです。
ありがちな原因として、文が長すぎる、敬語の使い方がおかしい、漢字の誤用、主語と述語がねじれている等が挙げられます。あるいは手書きの字が雑で判読しにくい場合も評価を下げてしまいます。
学校の先生方は大量の願書に目を通す中で、読みやすい願書とそうでない願書では印象に大きな差が出ます。
対策: 文章はできるだけ簡潔にまとめ、一つの文に詰め込む情報は一つか二つに絞りましょう。長くなりがちな場合は適宜「。」で区切り、箇条書きにできるところは箇条書きにするのも有効です。また、日本語として不自然な表現がないか、敬語・謙譲語の間違いがないかを国語辞典や添削ツールで確認しましょう。可能であれば国語に明るい第三者にチェックしてもらうと安心です。手書きの場合は、丁寧で読みやすい字を書く練習を事前にしておくことも大切です(清書前に下書きを清書用紙に写し取る際、なぞり書きの要領で丁寧に書くと良いでしょう)。きれいな字でなくとも丁寧さが伝われば評価に繋がります。
・失敗例4:事実と異なることを書く(「盛りすぎ」「美化しすぎ」)
「少しでも良い印象を…」と願うあまり、実際には経験していない活動を書いてしまったり、エピソードを過剰に美化してしまうケースがあります。しかし願書に嘘を書くのは厳禁です。
面接では願書の内容に基づいた質問が飛んできますが、そこで辻褄が合わなくなり、嘘はほとんど見破られてしまいます。
一度不信感を持たれると挽回は難しく、致命的です。対策: 絶対に嘘は書かないと肝に銘じましょう。
見栄を張るより、今の自分たち親子が取り組んでいることを等身大で書く方がよほど心に響きます。
もし「アピール材料が足りない」と感じるなら、願書提出までの期間に親子でできる体験を増やす努力をしてみましょう。
一緒に料理に挑戦してみる、本を読んで話し合う、博物館に行くなど、日常の小さなことで構いません。その経験を通じてお子さんが感じたこと・成長したことをメモしておけば、立派な願書の素材になります。
嘘で着飾った文章より、そうしたリアルな体験に基づくエピソード、言葉の方が何倍も伝わるものです。また、日頃からお子さんと充分な会話をしてください。家庭での対話を通じて、自分の体験や感じたことを言葉にする力が養われます。それは、面接でお子さま自身が受け答えする際にも大いに役立つでしょう。
・失敗例5:両親や家庭内で内容共有できておらず一貫性を欠
願書の内容について、夫婦間で共通認識が取れていないというミスも散見されます。願書には家庭の教育方針や志望理由など、ご両親それぞれの思いが詰まっています。しかし提出後、面接までに内容をお互い確認していなかったために、面接で母親と父親の回答が食い違ってしまった…という事態は避けたいものです。それだけで評価が下がるわけではありませんが、「家庭で話し合いができていないのか?」と不安を与えかねません。対策: 願書を書いたら必ずコピーを取り、ご両親で回覧・共有しましょう。
家庭の教育方針についてご両親でよく話し合い、面接でもブレずに答えられるようにしておくことが大切です。
また祖父母と同居の場合などは、家族内でも教育方針や志望校選択について認識を揃えておくと安心です。
・失敗例6:願書の提出ミス(基本的なケアレスミス)
内容以前に、提出方法のミスで失敗するケースもあります。例えば願書の提出期限を勘違いしていた、郵送指定なのに持参してしまった、オンライン出願の操作を誤って不備が生じた、提出書類(調査書や収入証紙など)の同封漏れがあった…等々、基本的な確認不足によるミスです。
対策: 募集要項を熟読し、提出方法・期限・必要書類をチェックリスト化しましょう。願書一式を提出用封筒に入れる際は、他の人にもダブルチェックしてもらうと安心です。締切間際ではなく余裕を持って提出するのも鉄則です。特に人気校では締切日にアクセスが集中してオンライン出願が繋がりにくくなるケースもあります。期限より早めに動き、不安材料を残さないようにしましょう。基本的なことですが、願書用紙の記入漏れや押印忘れといったケアレスミスも出願前にしっかりチェックしてください。
以上の失敗例と対策を参考に、同じミスを繰り返さないよう注意しましょう。願書は完璧に書けたつもりでも見直すと改善点が見つかるものです。締切まで時間が許す限り推敲とチェックを重ね、万全の状態で提出するようにしてください。
4. 願書が必要となる名門小学校リスト(国内主要校)
最後に、願書提出(および入試)が必要となる主な名門小学校をいくつかピックアップしてご紹介します。一般的に、公立の義務教育小学校は地元の学校に通うための手続きとなるため特別な「受験願書」は不要ですが、私立小学校や国立大学附属小学校といった競争率の高い学校では願書提出を伴う受験が必要です。以下に、日本国内で幼稚園受験・小学校受験の対象となる著名な学校を地域別に挙げます(※いずれも出願には願書が必要です)。
・慶應義塾幼稚舎(けいおうぎじゅく ようち舎) – 東京都渋谷区:私立男子校(男女募集ですが実質男子が大半)。日本で最も有名な私立小学校の一つで、毎年1500名以上もの志願者が集まります
慶應義塾大学まで続くエスカレーター式教育と自由闊達な校風で知られます。
・慶應義塾横浜初等部 – 神奈川県横浜市:私立共学校。2013年開校の慶應系列小学校で、首都圏でもトップクラスを誇る人気です。
幼稚舎と同様に高倍率の難関校となっています。
・早稲田実業学校初等部 – 東京都国分寺市:私立共学校。早稲田大学系列の附属小学校で、毎年志願者数ランキング上位に入る人気校です。
大学までの一貫教育と質実剛健な校風が特徴。学習院初等科 – 東京都新宿区:私立共学校(旧皇族・華族の学習院)。由緒ある伝統校であり、明治以来の歴史を持つ名門です。穏やかな校風と充実した教育環境で知られます。
・青山学院初等部 – 東京都渋谷区:私立共学校。青山学院大学系属のプロテスタント系小学校で、英語教育や国際交流にも力を入れています。都内有数の人気私立小学校です。
・立教小学校 – 東京都豊島区:私立共学校。立教大学附属のキリスト教系小学校で、人間教育と英語教育に定評があります。
・暁星小学校 – 東京都千代田区:私立男子校。フランス系カトリックの伝統校で、語学教育や全人教育に特徴があります。各界にOBを多く輩出する名門男子校です。
・雙葉小学校 – 東京都千代田区:私立女子校。カトリック系の名門女子小学校で、礼儀作法や人格教育を重んじる校風です。同系列の雙葉中学・高校へ内部進学が可能です。
・白百合学園小学校 – 東京都千代田区:私立女子校。フランス系カトリックの女子校で、清楚で品格ある校風から高い人気を誇ります。こちらも中高大学まで内部進学があります。
・筑波大学附属小学校 – 東京都文京区:国立共学校。筑波大学の附属小(いわゆる「筑附」)で、教育研究の最前線の実践校です。国立のため抽選等も絡む特殊な入試ですが、依然最難関として知られます。
・お茶の水女子大学附属小学校 – 東京都文京区:国立共学校(※女子大学附属ですが男女共学)。お茶の水女子大の附属で、こちらも伝統ある難関校です。研究的な教育実践と自由な校風が特徴です。
※上記は一例です。この他にも各地域に有名私立小学校や国立大学附属小学校があります。志望校を検討する際は、各校の募集要項を取り寄せて出願資格や募集人数、試験内容などを確認しましょう。なお、これら名門校では願書の内容が一次選考として重視されるケースもあります。紹介した学校の中には、志願者数が毎年非常に多く(例えば慶應義塾幼稚舎や慶應横浜初等部、早稲田実業初等部は志願者数トップクラスです)、書類選考や抽選などでまず願書提出者を絞り込む学校も存在します。いずれにせよ、願書は合格への第一関門です。どの学校を志望する場合でも、本記事で述べたポイントを押さえて願書を作成することで、合格へのスタートラインに立つことができるでしょう。
アイキューキッズでは、願書サポートを行っております。
唯一無二の願書を完成させるため、誠心誠意取り組ませていただいております。
ぜひご相談くださいませ。
無料体験はこちらより
関連記事











